最近みんなが使い始めている亜リン酸肥料
これって一体なんだろう?
色んな業者が似たような肥料成分で出している亜リン酸性の肥料
共通点といえば、極端な0-20-20とか0-25-20だとかの窒素0の配合だという点、
ホス○○という名称も多いみたいです。
施肥することで、あらゆる作物での
花芽形成・着果・結実促進、根量増加などに よる増収、品質向上効果が期待できます。
また、難防除病害として有名な、「べと病」「疫病」「さび病」「根腐敗病」などへの防除効果も殺菌剤レベルで認められており(メカニズムはまだ解明されていないようですが、効果を実証するデータは数多く出されています)
はっきり言って使わない手はないのでは?と思うほどの資材ですが・・・
そもそも亜リン酸って何??
亜リン酸の「亜」とは、基準となる化学物質(この場合リン酸)よりも酸素原子が少ないという意味があります。
普通のリン酸は H3PO4 ですが、
亜リン酸の場合は H3PO3 と、O(酸素)が一つ少ないんです。
つまり、普段肥料として施用しているリン酸に比べて、分子が小さいため、
すぐ効く!よく効く!
素晴らしい肥料なんです。
元来リン酸は植物体に吸収されづらい特徴がありますので、これはありがたい性質です。
我々の肌感覚、あくまで実感として亜リン酸肥料を表現すると
強制生殖成長切り替え剤。作物の病害抵抗性強靭化剤。
といったところ。
ちなみに我々の実体験としては農薬散布と同時に葉面散布でナス、ピーマン等に施用して目に見える結果を出しております。
筆者が現在確認できる実際の施用結果として羅列しますと。。
ミカンの発芽前葉面散布で着果数、着色増進
トマトの液肥潅注で糖度、収量増加
ブドウの袋かけ前散布でべと病予防、着色促進
ハクサイ・キャベツ・レタスの粒状固形肥料散布で収量増加
スイートコーンの粒状固形肥料散布で茎の太さが倍化
イネの培土混和で根張り促進
この他にも数えきれない程の報告やデータがあり、まだ試していないのなら是非使ってみてはいかがでしょうか?
産地によっては亜リン酸施用はかなり主流な手段になっていることが多いですが、まだまだはっきりとした
メカニズムが解明されておらず、全く使われていない産地もあるようです。
何より速攻性ですぐに目に見える変化が起きるので、その効果を体感して、みずからの責任で選択をしてみてください。
なお、広告収入目的のブログではないのでアフィリエイトリンクは貼っておりません。
本当は面倒くさいだけですが
最寄りのJA、贔屓の肥料メーカーにお問い合わせくださいませ。
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